iDeCo(確定拠出年金)って一体どんな制度なの?今日から説明できる徹底解説!

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はい!PKです!

投資を始める上で「iDeCo」こちらは避けては通れません。

「なんか、60歳まで引き出せないみたいだね?」

「必要な時に出せなかったら意味ないよ!」と

なんとなーく、ぼんやり知っているのではないでしょうか?

確かに「NISA」と思うと、勝手が良くないため比較されがちの制度です。

ですが、制度を知った上で「やる」「やらない」の選択ができると良いですよね。

どんな制度なのか、今一度確かめてみましょう!

参ります!

iDeCoの基本情報

英語表記:individual-type Defined Contribution pension plan

の略称で「iDeCo(イデコ)」と呼ばれています!

国民年金や厚生年金などの「公的年金」とは異なり、

任意の加入で年金の給付をプラスするための「私的年金制度」です。

20歳から加入することができ60歳から受け取ることが可能です!

掛金は、毎月5,000円から1,000円単位で調節でき

投資信託、定期預金など自分の好みに合わせた商品で運用ができます。

「公務員」「会社員」「個人事業主」「主婦/主夫」

4つで、掛金の上限が異なります。

iDeCoの加入資格と掛金について

出典:iDeco公式サイト iDeCo(イデコ)の仕組み

受給開始時期と受取方法

・受給開始時期

60歳になってから受け取り可能で75歳になるまでの間に、

開始時期を選ぶことができます!

また65歳までは掛金拠出が可能で、

「あえて60歳で受け取らず数年運用しておく」という選択も出来ちゃうんです!

 

・受け取り方法

3パターンに分けられて受け取りが可能です!

1.一時金で一括受け取り

「ローンの返済に充てるぞ!」と一時金として受け取るもし良し!

2.年金型(5年以上20年以下の有期年金)

「少しでも長く生活を豊かにしたいな。」と年金型を選ぶも良し!

3.一時金で一部受け取り、残りは年金型で受け取る

「海外旅行するかー!」と旅費分を一部受け取って、残りは年金として受け取るもよし!

 

ライフスタイルは、十人十色。

受け取り方法が複数あるのは、柔軟に対応できてるので嬉しいですね!

iDecoのメリット

掛金が全て所得控除になる

まず挙げられるのは、こちらです。

この制度は「NISA」に無い、非常に魅力的な制度です。

掛金が全額所得控除となるため課税所得が減り節税効果があります!

そうなると「今年の所得税」と「翌年の住民税」が軽減されます!

老後に向けて掛けているお金で節税に繋がるなんて嬉しい!

源泉分離課税の対象外

本来、金融商品を運用していると運用益に*課税(20.315%)がされますが、

iDecoは非課税となっており、運用して得た利益も再投資してくれます。

*20.315%の内訳

所得税及び復興特別所得税 15.315%

住民税  5.0%

受け取る時にも「控除」の恩恵が受けられる!

iDecoは、年金として受け取る際に公的年金と同じ雑所得扱いとなるので、

公的年金等控除」が使えます!

一時金として、受け取りたい場合でも「退職所得控除」の対象です!

どちらを選んでも控除対象なのは、ありがたいですね!

iDecoのデメリット

原則60歳までは引き出せない

こちらは、有名ですね。

老後の資金形成を目的としているため、税制優遇もしてもらえるんです。

「自分のお金なのに、欲しい時に使えないなんて困るよ!」と思うかもしれません。

ですが、暴落が来た時に「嫌でも引き出せない。引き出す選択肢がない。」というのは

慌てて売ることなく、長期投資が強制的にできるので実はメリットと言えるかも?

受け取るお金が、全て非課税とは限らない

「え?全て非課税じゃないの?」ってなりますよね。

運用益が非課税なので、全て非課税と思ってしまいがちですが、

受け取る時に税金が発生する場合があるので、

その点をしっかり把握しましょう!

一時金として受け取る場合
勤続年数 退職所得控除額
20年以下 40万×勤務年数
20年超 800万+70万×(勤続年数-20)

ここに退職所得の計算式を当てはめます!

退職所得=(収入金額ー退職所得控除額)×1/2

なんだか、ややこしいので数字を入れていきます。

38年勤務した人を例にしてみます!

iDeCoで38年運用して、3,000万円の資産を築いたとしましょう。

そうすると、まず勤続年数が20年超に当てはまります。

退職所得控除額:800万+70万(38-20)=2,060万

退職所得   :(3,000万-2,060万)×1/2=470万

したがって、控除額から漏れた470万が所得税としてかかります!

 

年金として受け取る場合

SMBCの公式サイトに丁寧な説明がありましたので、

そちらを例にしてみましょう!

年金で受け取る場合の税金

出典:三井住友銀行 マネーを楽しむ学びの場「マネービバ」iDeCoはどのように受け取る? 後悔しない受け取り方や手続きを解説

手数料がかかる

「えー!NISAはお金かからないのに!?」と思いますよね。

iDeCoは手数料がかかるんです。

加入または移換時(口座開設や他行移行) 2,829円(加入時及び移換時)
運営管理手数料 *171円(月額)
給付手数料 440円(年金給付都度)

*拠出される月に105円の手数料が発生します。掛金が発生しない月は66円の手数料が発生します。

「掛けたら105円が発生して、管理費に66円だから171円ってことです!

また、表にした金額は最安値の価格なので(※2023年10月時点)

証券会社によっては高くなる可能性があるので十分注意が必要です!

手数料が高くなっても中身は変わらないので、安く抑えることが大事ですね!

・SBI証券

・楽天証券

・マネックス証券

・松井証券

挙げたらキリがないのですが、上記の証券会社は全て業界最安値です!

さいごに

PKは、調べれば調べるほど「そうだったのかー!」となりました。

意外と知ったつもりでいたんですが、学ぶことが改めて大事と思いました!

今回は、説明することが沢山あったので、思ったよりボリュームのある回となりました。

ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

後日、「NISA」についても詳しく説明したいと思います!

それでは!

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